- Beauty★Body vol.44
- 豊胸・豊胸手術/豊胸手術の基礎知識
豊胸手術の種類と選び方
豊胸手術を受けた人のほとんどが「今思うと悩んでいる時間がもったいなかった」と言います。胸が小さいせいでスタイルやファッションに自信の持てない方も多いです。胸の悩み解決の切り札に整形手術があります。自分は綺麗なバストになれるのか? 胸の整形手術について月間1000人以上の人気外来を担当する現役美容外科医に聞きました。豊胸手術の種類
豊胸術には大きく分けて脂肪注入豊胸、シリコンバック豊胸、ヒアルロン酸豊胸の3種類があります。脂肪注入豊胸は自分の脂肪細胞を胸に移植する方法です。入れた細胞がそのまま定着するというわけではないのですが、採取した脂肪に含まれる幹細胞が置き換わっていくことで胸の必要な部分に脂肪がつきます。
脂肪注入豊胸のメリット
- 見た目、触感が自然である
- 自分の細胞である
- 傷が小さくて済む
- 必要ない部分の脂肪を取ることができる
- 左右差の調整ができる
脂肪注入豊胸のデメリット
- 脂肪が余っていない場合はできない
- 一度の手術でだせるボリュームに限界がある
脂肪注入の場合、脂肪は自分の身体からとって胸に注入します。女性の多くはいわゆる、下半身太りを気にしていますので太ももの外側や後ろから脂肪を採取してきます。いらない部分の脂肪をボリュームが欲しい部分に注入するという一石二鳥と言える術式なのです。
脂肪注入に向いている人
しかし、この方法にも弱点があります。まず下半身にも脂肪が無い場合は充分な胸のボリュームアップが難しくなります。
どのくらいの量の脂肪が取れるかの判断が重要になります。脂肪吸引の解説でも説明しますが、美しいボディデザインには適切な量を適切な部位から採取する必要があります。
脂肪がとれない、もしくは脂肪を取るとボディーラインが崩れる場合はヒアルロン酸豊胸やシリコンバッグ豊胸を行います。
皮膚に余裕がある人の方が脂肪注入豊胸に適しています。脂肪の定着には皮膚のハリが大きく影響します。授乳後にハリが無くなってしまった人などに行われる事も多いです。
一回の手術でのボリュームアップは2カップまでが限界だと感じています。それ以上のボリュームアップの場合は複数回注入をすることや、シリコンバックと脂肪注入を併用して行う方法を検討します。
術後のケア
豊胸後のケアについてはレントゲンやマンモグラフィー検査など乳がん検診も受けることができます。授乳にも問題ありません。スポンサーリンク
シリコンバック豊胸のメリット
- ボリュームをだすことに一番すぐれている
- 吸収される事が無いため結果が安定している
- 取り出すことができる
シリコンバック豊胸のデメリット
- 術後の痛みがやや強い
- バックの縁が触れることがある
- 動きが不自然である
ヒアルロン酸豊胸のメリット
- 傷が小さい、身体への負担が小さい
- ダウンタイムが短い
- 注入量を自由に設定できる
- 必要な時に溶解することができる
ヒアルロン酸豊胸のデメリット
- いずれ吸収される
- 若干の硬さがある
どの方法を選ぶか
前回解説したように胸は脂肪・乳腺・筋肉・胸郭の形の4つからできています。よって自分自身の脂肪を使う脂肪細胞豊胸はとても自然です。レントゲンにも映りませんし、私たち美容外科医が見ても、触っても元々胸の大きかった方との見分けがつきません。これが脂肪注入豊胸の一番のメリットです。特に日本人は異物を嫌う人が多く、自然さを求めますので脂肪注入法が希望に合う場合が多いです。シリコンバックの不自然さが気になりバックから脂肪に入れ替える方も多いです。
多くの人で胸には左右差があります。この面では注入量を細かく調整できる脂肪注入、ヒアルロン酸は有効です。
これらの方法の中から豊胸術を選択しますが大まかな目安を説明します。
- 形や触感を一番にするのなら脂肪注入豊胸
- 大きさ、安定性を一番にするならシリコンバック豊胸
- 手軽さ、ダウンタイムを一番にするのならヒアルロン酸豊胸
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